くらしと子育て

家族で観た『赤毛のアン』|夢よりも「そばにいること」を選んだ少女の決断に心打たれて

こんにちは、Coccoです。

週末、家族で劇団四季の『赤毛のアン』を観に行ってきました。

子どもにとっては初めての本格的な観劇。

舞台が始まる前は「長くない?」「眠くならないかな…?」なんて心配もありましたが、幕が開いた瞬間からアンの世界に引き込まれ、家族みんなで目を輝かせて観ていました。

想像力あふれるアンの世界に、笑いと涙があるれる時間

赤毛の少女アン・シャーリーが、偶然グリーン・ゲイブルズに引き取られ、周囲の人々と心を通わせながら成長していく物語。

子どもは、アンの元気いっぱいなおしゃべりや空想の世界に大喜び。私はと言えば、大人になった今だからこそ感じる“言葉の重み”や“選択の意味”に、何度も胸が熱くなりました。

「夢」を手放して「大切な人のそば」を選んだアンの決断

物語のクライマックスは、マシュウの急死とマリラの病という現実を前に、アンが奨学金で進学する夢をあえて辞退し、家に残る決断をする場面。

一度は夢を手にしながらも、「いま必要としてくれる人のそばにいる」ことを選んだアンの強さに、涙が止まりませんでした。

それは“夢をあきらめた”のではなく、“愛を選んだ”決断。

このシーンには、家庭を持つ私たち親世代にも強く響くものがあります。

子供と観るからこそ、伝わる「やさしさ」と「生きる力」

観劇後、子どもと交わした会話。

「アンって、すごく優しい子だったね」

「ちゃんと“ありがとう”って言ってたよね」

「お友だち、大事にしてたね」

大人が言葉にしなくても、ちゃんと感じ取っているんだなと思わされるひとときでした。

“観劇=子どもには難しい”と思い込んでいたのは、私の方だったのかもしれません。

【おわりに】

家族で観た『赤毛のアン』。

ただのエンターテインメントではなく、「人を想う力」や「大切なものを見つめる目」を育ててくれるような、あたたかな時間になりました。

大人にとっても、子どもにとっても、きっと一生忘れない舞台。

観終わった後、心がやさしくなれるような物語でした。

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